メニエール病の症状で、1番辛いのは回転性めまいです。発作期は言わずもがなですが、たとえ間歇期においても、回転の恐怖はついてまわります。
家にいる時は良いですが、外出時は困ります。
「今ここでめまいが起きたらどうしよう…」
そういった不安から外出自体が困難になったり、メンタルに不調が出る方も少なくありません。そういった場合には、いったいどうすれば良いのでしょう。
残念ながらどうする事もできませんが、発作期には無理に外出する事は避けたほうが良いかも知れません。
でも、どうしても外出しなければいけない時は、ヘルプマークを付け、頓服を持ち、ある程度覚悟を決めて外出するしかないでしょう。
ですが、ここで少し考えて欲しいのですが…
貴女は、外出先で回転した事が、これまで何度ありますか?
管理人は罹患して約6年になります。自慢じゃないですが、なかなか重度のメニエール患者です。
が、浮動性のめまいを除いて、外出先ではっきりと回転したのは、覚えている限りでは罹患した時を含めて6回です。
つまりはちょうど1年に1度です。
もちろん、もっと多い方もいらっしゃるかも知れませんが、ある程度経験を重ねると、その日の体調から、めまいの前兆などもわかってきます。
回転しそうな嫌な感じ…と、予期不安が重なり、外出を遠ざけてしまう事は、負のスパイラルと言えるでしょう。
管理人は今は仕事をしていますが、残業はほぼしないので、平日は通勤時間を含めて、外にいる時間は10時間程度です。家にいる時間は、睡眠時間も合わせて14時間です。さらに休みの日は、家に居る時間はもっと増えます。遠出する予定がなければ、20時間以上家にいます。
何が言いたいかと言うと…
1週間で換算すると、外出している時間は多くても60時間程度で、
家にいる時間は100時間以上…祝日等を入れるともっと多くなります。家に居る時間って、意外と長いんですよね。
だから、外出先で回転する確率は低いよと、言いたかったわけです。
そもそも間歇期ですと、基本落ち着いていますから。
だから大丈夫!…と
自分に言い聞かせています。
意外と、外出先でヤバいと感じても、結果的に大丈夫だった事のほうが、多くないですか?
恐れても、恐れなくても、結果は同じかと思います。