2024年9月12日

結局ドクターは何ができるか、でしかないと思う~セカンドオピニオンを探しもとめて

2023年の初め、私はセカンドオピニオンを探していました。

と言うか、できれば転院したいと思っていました。
突然の中耳加圧治療機返却事件で、私の主治医に対する不信感がMAXになっていたからです。

結局治らないのであれば、寄り添ってくれる医師が良いと思っていました。せめてちゃんと目を見て、話を聞いて欲しかったのです。

セカンドオピニオンを探し始め、たどり着いたとある耳鼻科では、初診で色々な検査をしました。初めて行う検査もありました。なかなかの金額がかかったと記憶しております。もちろんめまい治療を得意とした病院で、問診票も細かく時間をかけて作成し、PT(理学療法士)とも事前に話をしました。…嫌でも期待が高まります。

もろもろが終わり、ようやく医師との面談に入ります。
10分ほど医師はこちらを見る事もなく、パソコンの画面を眺めていました。それが終わってから診察室に呼べばいいのにと、心の中で思いましたが、邪魔をしてはいけないと、私は医師に話しかけませんでした。きっと検査の結果等細かく見ているのでしょう。
しばらくして、医師が声を発しました。

「…夜は眠れていますか?」

私は少しがっかりしました。第一声がそれかあ…

これまでの治療経過や、直近の聴力検査(結局この病院でもやらされた)の結果や、内リンパ水腫のMRI画像等を用意して持って行った(そういった、診断の経過等がわかるものがあれば持って来てくださいと、この病院のHPに書いてあった)のに、そんなありきたりの事を聞くかあ。

話をしてみると、その医師は睡眠や運動療法を推奨(だからPTがいたのね)しているようで、中耳加圧治療に対しても
「何のエビデンスもない」
と、否定的でした。
なるほどね。この人もめまい専門医のはずなのに、ね。

当時私は、ステロイド鼓室内注入を行う寸前だったため、ちなみにこの病院でもできるかどうか尋ねると…

「やれと言うならやっても良いが、うんたらかんたら…」
で、最後まで話を聞くと、どうやらできないとの事。できないんかい。

運動や睡眠が重要な事はわかっていますし、推奨する事も悪くないと思います。ただ重症度の高いメニエール病患者にも、この時の私のような発作期真っ只中の患者にも、それがあてはまるでしょうか。
めまいを止めないと運動も睡眠もできません。私はめまいを止めて欲しいのです。シンプルにそれだけです。

自身が鼓室内注入を行う技術も、中耳加圧治療機を取り扱える繋がりもないから、「そっち系」の「治療」を推奨しているのではないのですか…と、心の中で思いました。発作期にいると、どうしても考え方も荒んできます。

実際他の病院では、私レベルの患者は診れないと言われた事もあります。その方がまだ良いです。潔い。変なプライド出さないで欲しい。

私の今の主治医は、
早い時は2分で診察を終えますし(1時間かけて病院に行ってる)、いろんな事をすぐに忘れます。ですが

ステロイド鼓室内注入ができます。
ゲンタマイシン鼓室内注入ができます。

中耳加圧治療機が取り扱えます。

ドクターショッピング、と言いますが、この3つができる医師はなかなかいません。選べるほどいません。たぶん。

めまい専門医と言っても、めまい止めの注射も点滴もできない医師(病院)も多いです。

そして現在、私は変わらず今の主治医に診てもらっています。時々いら立つこともありますし、理不尽な状況になったりもしますが、なんだかんだでもう6年のお付き合いになります。

結局、タイトルにもある通り、医師は、患者に必要な治療ができるか、できないか、
でしかないのかなと思う今日この頃です。

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