今まで私は三半規管の検査を3度受けました。1、2回目はどれだけ三半規管の機能が残っているか調べるため、3回目は三半規管の機能が壊れているか確認するためです。その検査方法を記録しておきたいと思います。
当時(2023年)私はこの検査を受け、ステロイド鼓室内注入を受ける事になりました。当時の私は、三半規管の機能がそこまで損なわれていないとのドクターの見解で、ゲンタマイシン鼓室内注入を行うにはもったいないとのお話でした。(ゲンタマイシンは故意に三半規管の機能を壊してしまう、との事です)
ですが結果、ステロイド鼓室内注入の効果はそれほど認められず、ゲンタマイシン鼓室内注入に移行して行ったのですから皮肉なものです…
検査方法
こんな感じの見た事もないようなゴーグルを付けさせられまして、壁を見るように指示されます。
すると白壁にひし形の印が浮かび上がっておりまして
ドクターが、右、上、などと言うので
それに合わせて目だけを動かす…と言った感じの検査です。
なんか、めまい体操でこんな感じのやつがあったような気がします。
今度はドクターが背後から、私の頭を両手で
上下左右、ランダムに動かしますが
目は壁の中心を見続ける、と言う事をします。
力を入れてはダメで、あくまでも首はドクターに預けます。が、どうしても首に力が入ってしまいます。
首を振られる度、目線がずれるのがわかります。
頭を揺さぶられるのでまあまあ辛いです。
この検査で、どのくらい三半規管の機能が失われているかがわかるそうです。
私はこの検査を、ステロイド鼓室内注入前と、ゲンタマイシン鼓室内注入後に行いました。
ゲンタマイシン鼓室内注入後の検査は、三半規管の機能が壊れていることを確認するための検査です。ゲンタマイシン後は三半規管の機能が、ある程度壊れていないと回転性めまいが再発する可能性があるようです。
ドクターの見立てでは、私の三半規管は、いい感じに壊れて(言い方悪いな笑)いるとの事でした。…なんか微妙な気持ちです。
私が理解している情報ですと
メニエール病は、三半規管の機能があるために回転性眩暈が起きる。
三半規管の機能をある程度失うと、体に情報が伝達されなくなり眩暈は起きなくなる。
すると通常時でも平衡感覚を失うようになるが、そこは時間とともに、自然に脳が補正してくれる。
…との事です。
じゃあ最初からゲンタマイシンで三半規管の機能を壊せばいいじゃん、って思われるかも知れませんが、事はそう簡単ではありません。
そのお話は、またいつか…